2023年1月、サインウェーブの社員が田園調布雙葉学園高校3年生の情報科の授業に、講師として参加して参りました。「AIの教育現場での活用」というテーマで、2コマ展開で行いました。
【前半:AI x 教育 最新技術を体験!】
2コマの授業の前半は、AI技術が教育現場にどのように活かされているか学習し、サインウェーブの最新型英語学習アプリ「ELST®」と、ペン型スキャナー辞書「NazoritAI®️ Pro」を実例として体験しました。
ELST®は、生徒の発話をAIが採点する最新型の英語学習アプリです。
生徒たちは英検®対策として搭載されたAIの試験官からの質問に、音読や自由発話で解答しました。採点結果の精度の高さに驚きの声があがりました。
NaziritAI®は、文章をなぞると翻訳し、音声での読み上げをしてくれる、AI搭載のペン型辞書です。文脈によって意味が変わる単語でも、AIがふさわしい意味を選んで翻訳します。
生徒たちは、それぞれ意味が異なる”run”という単語を含んだ10個の例文をNazoritAI®を使って翻訳しました。同じ単語でもAIが文脈によって翻訳内容を変更していることを目の当たりにし、AI搭載の辞書と普通の電子辞書の違いを実感していました。
【後半:最新技術で英語の授業はどう変わる?】
2時間目は、NazoritAI®を使った英語の授業を展開しました。生徒たちはAI技術に関する英文の記事を読み、記事の要約とAI技術の活用方法についてのミニスピーチを準備するという課題を与えられました。
NazoritAI®を活用することで集中力が途切れることなく正確に英文を読むことができ、読む時間と答え合わせの時間を大幅に削減することができました。その分スピーチの準備に時間を割くことができ、アウトプット中心の授業展開となりました。
NazoritAI®を使った学習のメリットとして生徒たちからは、電子辞書やインターネットの辞書と違って英文や単語を打ち込む必要がなく、集中力が途切れないという点や、持ち運びが楽でインターネットも必要ないので使い勝手が良い、という点が発表されました。
授業の最後に生徒たちから、「AIといっても使い方によって様々な製品になり、それを適した場面で使うことでより製品の魅了を引き出せるのではないかと感じた。」という感想をいただきました。今回の授業を通して、AIがどのように活用されているかを学ぶだけでなく、生徒自身が今後のAIの活用方法を考えるきっかけとなれば嬉しいです。
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